私たちが納税した税金はさまざまな所で使われていますが、今日は学校教育において使われる税金について見ていきたいと思います。
小・中・高すべて公立の学校に通った場合、一人当たりに使われる税金は小学校の1年間で¥876,000、中学校で¥1,015,000、高等学校で¥985,000になります。これらすべてを計算すると12年間で下記の通りの金額になります。
小学校 ¥876,000 × 6年間 = ¥5,256,000
中学校 ¥1,015,000 × 3年間 = ¥3,045,000
高等学校 ¥985,000 × 3年間 = ¥2,955,000
合計 ¥11,256,000 (※平成28年参考)
驚くほどたくさんのお金がかかっていることが分かります。授業中にうとうと居眠りをしていた自分が悔やまれます。
さらに令和1年10月からは幼児教育も無償になりました。幼稚園に通う場合と保育園に通う場合とで無償となる金額は異なりますが、上限の1ヵ月¥37,000で考えると
1年間 ¥444,000 × 3年 = ¥1,332,000
上記の12年分と合わせると¥12,588,000になります。大学進学のための費用をこつこつ貯めているご家庭にとっては、実費で負担することは大変な金額です。
私も小学校から高等学校まで公立の学校に通いました。先輩方が納めた税金により安心して教育を受けることができました。未来にバトンをつなぐ税金、子供達の笑顔のための納税だと考えると納税の意義を感じることができます。
これから小学校に通う私の娘にもこのお話をしてみたいと思います。私自身は当たり前に感じていた義務教育でしたが、税金の仕組みが分かると意義を持って勉強してくれると思います。
川庄グループ 川庄公認会計士事務所 安部
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