節税対策 - 2018-07-06

消費税が10%に引き上げられると領収書の保存が必須

 「インボイス」というのをご存知でしょうか?いわゆる請求書・領収書等で、複数混在する税率の品目・税額等を記しているものです。

 

 

 さて、消費税の税率を10%に引き上げる政策が掲げられてから、政府はこれまで消費税増税時期を延期してきました。現在政府は、平成31年10月1日より消費税10%の導入を目指していますが、6月13日に国税庁が新たに「インボイス」制度について、より具体的な取り扱いを示したことによって、いよいよ現実味を帯びてきた気がします。

 

 

 

 消費税10%になった場合、消費税8%のままの対象品目は以下の2点です。

 ①酒類、外食を除く飲食料品

 ②週2回以上発行される新聞(定期購読契約に基づくもの)

 

 

 これによって、消費税10%と8%の品目が混在する為、領収書や請求書にはこれらを区分して明記する「インボイス」が義務付けらます。

 平成35年10月1日からは「インボイス」制度が本格導入されます。「インボイス」がなければ、消費税の仕入税額控除ができなくなるという、厳しい制度です。今であれば、3万円未満の取引について領収書を保存していなくても、帳簿に記載していれば仕入税額控除できることになっています。しかし、この規定が廃止されますので領収書の保存が必須です。

 

 

 

 消費税10%の導入にあわせて設けられた「インボイス」制度によって、個人事業主や法人は、より一層正確な経理処理が求められることになります。

「インボイス」の記載要件についても、決められていますので確認が必要です。

 

 

 消費税増税にあたって、事業主や企業は事前の準備と制度理解を深めておく必要があり、弊社では、しっかりサポートをおこなってまいります。

 

 

 

 

川庄グループ 川庄公認会計士事務所 田原


ブログ TOP

お客様の声 2024-04-19

令和5年度の税制改正により相続税法の改正が行われました。 主な改正点は以下となります。   ①  相続時精算課税制 ...


経営コラム 2024-04-12

これまでは、申告書等を書面で提出する際に、申告書の控えと返信用封筒を同封すれば、後日収受日付印が押なつされた書類が返送されていました。 し ...


節税対策 2024-04-05

桜が満開となりました。お花見という名目で飲みに行く機会も多いのではないでしょうか。そこで会社の交際費について書いていきます。 資本金1億円以 ...


人事労務コラム 2024-03-29

2024年度税制改正関連法が3月28日の参院本会議で可決、成立し、 1人当たり4万円の定額減税が実施されることになりました。   ...


相続・事業承継コラム 2024-03-22

4月1日より相続登記の義務化が開始されます。相続登記とは被相続人の所有していた不動産(土地・建物)の名義を相続人の名義に変更することを言いま ...


092-524-6556
営業時間 9:00〜17:00