先日、2016年8月26日の日経新聞において日本人の寿命について一つの課題が提起されている記事が掲載されていました。その記事によると国民の平均寿命が男性で80.5歳、女性で86.8歳また、90歳までの存命割合が男性24.2%、女性48.3%と「人生90年」時代がすぐそこまできていることが示されており、国民寿命が伸びていることは喜ばしいが、寿命が伸びることに伴う経済的な裏づけが確保されていないという問題が提起されています。
企業の舵取り役である経営者の皆様としましても、従業員の皆様の老後に備えて何らかの支給をお考えになることも少なくはないかと思います。その一助として今回は確定拠出年金(Defined Contribution Plan:以下DCと略します)の個人型に焦点を絞って2回に分けてお話させていただこうと思います。
先ずは、ご存知のことと思われますがわが国の年金制度について軽くお話いたします。わが国の年金制度は大きく3段階の制度となっています。
【年金制度の構造】
3階・・・厚生年金基金、確定給付企業年金、企業型DC、個人型DC など
2階・・・国民年金基金 第1号被保険者 or 厚生年金保険 第2号被保険者
1階・・・国民年金(基礎年金) 第1号被保険者~第3号被保険者
上記年金制度の構造にも見られますように今回のテーマの個人型DCは3階部分に位置づけられます。
【個人型DCとは】
年金制度の構造3階部分にあたるものに確定給付企業年金と確定拠出年金というものがあります。前者は掛金の拠出時に将来の給付を予め確定しておくもので、後者はある一定の掛金を加入者が拠出・運用しその運用結果によって将来の年金額が決まるタイプの年金制度です。
また、確定拠出年金の中でも企業型は会社側が制度を導入し掛金の拠出も基本的には会社が負担する(個人が追加で掛金を拠出するマッチング拠出もある)、個人型は個人が任意に加入し掛金も個人が拠出という違いがあります。
今回は、年金制度の基本的なことと、個人型DCの基本事項に留めておき、次回は個人型DCのメリット・デメリットについてお話させていただきます。
川庄会計グループ 川庄公認会計士事務所 丸山
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