経営コラム - 2026-03-31

「どげんしたと?トランプさん」①

1.米国が戦争しかけた

 米国は前の大統領の時にイラクは大量の化学兵器を所有して、テロ国家であるとして排除しないといけないとの理由のもとイラクのフセイン大統領を拘束し、イラク国民から引渡され、フセイン大統領は殺されました。しかし、アメリカがイラク国内を捜しても化学兵器や大量殺戮兵器も出てこず、たいした抵抗もなくイラクを占領しました。この時も米兵の戦死者は、ほとんどいなかったと思います。

 

少し前には南米のベネズエラのマドウロ大統領夫婦をアメリカへ連れ帰り麻薬密売の罪で裁判にかけようとしました。特に中国で製造されているとトランプ大統領が主張しているフェンタニルによって米国民が麻薬中毒になって大変であり、その取締りをおろそかにしているベネズエラの大統領を裁くという思惑から米国へ移送しました。理由はなんとでもつきます。

 

ドンロー主義により西半球は米国の縄張りであり、ベネズエラの石油は、反米のキューバが輸入してエネルギーを確保しているので、ベネズエラの石油がキューバに行くのを阻止すれば、キューバもアメリカの言うことを聞くようになり、一石二鳥となるのでベネズエラの大統領を米国で裁判にかけるという点では大成功を収めました。米軍の特殊部隊が活躍し、米軍側は一人の犠牲者も出さずに制圧しました。

 

トランプはイスラエルのネタニヤフ首相と組んでイランに先制攻撃を仕掛けました。ネタニヤフも国際司法裁判所から手配中だし、ガザを攻撃中でもあり、途中で止めるという選択肢はなく、米国はイランの石油も押さえることができるし、米国の電撃戦をもってすれば1週間いや4週間もあればイランも根を上げて降参するであろうと思っていたのでしょう。まさか、米国に死者が出るとは思っていなかったのだと思います。

 

現在アメリカではトランプ大統領の支持率は42%程度であり今年の中間選挙での敗北も頭をよぎり一か八かの賭けに出たのでしょうか?ベトナム戦争の時のように地上軍を出して戦死者の棺桶が飛行機で運ばれて、それがテレビ放映されると米国民のお母さん・妻子が泣き叫ぶと戦争中止に追い込まれるのかな?と思ったりします。

 

                                         川庄会計グループ代表

                                         公認会計士 川庄康夫


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