来年の1月から「日本版ISA」(少額投資非課税制度)が実施される予定です。
これを簡単に言うと、「100万円までの上場株式等についての配当金や売却益に対しては非課税(税金が不要)」というものです。
もう少し具体的に説明しますと、
① まずは「非課税口座」を開設(「特定口座」とは別に開設します。)。
② その口座の中で年間100万円までの投資(上場株式等を購入)を行う。
③ その上場株式等についての配当金や売却益については非課税(期間制限あり)。
現在審議されている税制改正案が成立すると、非課税となる期間は投資を行った年から最大5年間となり、ある年における「非課税投資総額(非課税口座内において投資を行った金額の総額)」は、最大で500万円(年間100万円×5年)となります。
なお、この制度が実施される期間は10年間の予定とされています。
この制度を利用すると、上場株式を例にとれば、
・ 長期保有(配当金や株主優待)を目的とするもの
→ 従来通りの「特定口座」を利用
・ 短期保有(売却益)を目的とするもの
→ 新設される「非課税口座」を利用
といった使い分けが可能です。
増税ばかりが目立つ昨今ですが、投資を行っている方は、ぜひ活用してみてはいかがでしょうか?
武久 国壽
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