前回のつづきです。
Q2.売電収入の確定申告は必要ですか?
A2.必要になる場合と不要の場合があります。
(1) サラリーマンで売電収入が雑所得に該当する場合
① 利益+他の雑所得(年金など) ≦ 20万円・・・申告は不要です
② 利益+他の雑所得(年金など) > 20万円・・・申告が必要になります
(2)個人事業主(サラリーマンで今まで確定申告をしていないが、医療費控除や株式譲渡の申告をする人などを含みます)
申告が必要になります
上に記載した太陽光発電の「利益」は次のように計算します。
利益=年間の売電総額―(減価償却費+太陽光にかかる借入利息+借入手数料)
※1..減価償却費=(設置費用―補助金収入) ÷ 17年
※2..設置場所が自宅や自宅兼事務所の場合、経費の按分計算が必要になります
毎月の発電量をメモしておくこと、毎月の売電検針票を保存されておくことを
お勧めします
いかがですか?
やっぱり複雑ですよね?(笑)
サラリーマンで売電収入が雑所得に該当する方は、申告不要となるケースが大半ではないでしょうか?
ちなみに、先日お尋ねした税務署の方も、このケースの確定申告書は見た事がないとおっしゃっていました。
一度ご自身で計算されることをお勧めしますが、ご自分がどのケースに該当するのか、ご心配な方は税理士に相談してみるのもいいかもしれませんね!
以上
藤川 剛士
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