お客様に決算書や試算表をお見せすると、「どう読めば良いのか分らない」という声をよく耳にします。
売上高がいくら、営業利益がいくら、それで税金がいくら...、そんな説明を聞いて何となく分った気になっても、それがどんな意味を持つのか曖昧模糊としている方は少なくないと思います。
そこで、決算書の数字を読むコツの1つをご紹介。
それは、「数字は比較してこそ意味がある!」ということです。
ある単年度の決算書をぼんやり眺めても、その数字は無表情。
あらゆるものと比較してみましょう。
ある時は自社の前期や前々期と。ある時は同業他社の決算書と。またある時は、誰もが知ってる大企業の決算書と...。
そうすると、「毎年確実に売上が増えている!」「売上は増えているのに利益が減っているのはなぜ?」「他社に比べて人件費の比率が悪い...ということは、労働効率が悪いのか?」など、今までと違って自社の強みや弱みが見えてきたり、疑問が生じたりして、数字に興味が沸いてきます。
興味をもって数字を見れば、自社の課題や目標を数字で具体的に描くことができるようになり、自社の経営に活かすことができるようになるはず。
さあ、まずは棚の奥に仕舞いこんだ決算書を数冊出して、改めて読んでみてはいかがでしょうか?
武久 国壽
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