6月というのに暑い日が続きビールの美味しい気温となりましたね。
ところで酒類行政を管轄しているのは国税庁ということはご存じでしたか?
なぜ国税庁が管轄しているのかというと、かつて酒税が日本の税収の大部分を占めていたことなどが理由とされているそうです。
酒税は明治30年代の日露戦争を契機に国税の税収1位となり、その後国の税収を支えますが、昭和10年代に所得税法や法人税法の税収が急激に伸びたことにより、所得税や法人税にその座を譲ることとなりました。
しかし、景気の影響を受けにくく安定した税収が見込まれることから現在でも重要な税収となっています。
国税庁では酒類業の健全な発達を目指し施策を展開するため、経営活性化支援を行ったり公正な取引環境の整備、酒造メーカーへの技術指導や種類の安全性のチェック等も独立行政法人酒類総合研究所と情報交換しながら対応するなど、そんなこともしているのか…ということまで取り組んでいるようです。
なお、毎年各国税局において種類鑑評会が行われているようで、福岡国税局でも令和6年の9月に各酒の品質評価が行なわれ、吟醸酒の部に43製造所から96点、純米酒の部に42製造所から74点、本格焼酎の部に33製造所から98点の出品があったようです。
結果について気になる場合は国税庁の福岡国税局のHPに記載されておりますのでご覧ください。
また、国税庁のHP内の各国税局のページには「お酒に関する情報」というページもあり、酒蔵マップが載っていたり、お酒にまつわる雑学等がのっていたりします。(東京国税局)
真面目に「吟醸酒とは」等の説明が書いてあるのですが、時間がある時にじっくり読んだら面白いかと思います。
最後に、日本酒のページに記載されていた「日本酒の温度による呼び方」が個人的に好きなので記載したいと思います。
燗や冷酒を温度によって呼び分ける文化って素敵ですよね。
【燗の表現と温度】
①30度近辺⇒日向燗(ひなたかん)
②35度近辺⇒人肌燗(ひとはだかん)
③40度近辺⇒ぬる燗(ぬるかん)
④45度近辺⇒上燗(じょうかん)
⑤50度近辺⇒熱燗(あつかん)
⑥55度以上⇒飛び切り燗(とびきりかん)
【冷酒の表現と温度】
①5度⇒雪冷え(ゆきひえ)
②10度⇒花冷え(はなひえ)
③15度⇒涼冷え(すずひえ)
川庄公認会計士事務所 平島
お客様の声 2025-12-15
手がかじかむほどの寒さを感じる季節となりましたが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。入社後初めて迎える年末が近づく中、日々の業務を通じて多くの ...
節税対策 2025-12-05
ガソリン税の暫定税率を2025年年内に廃止することが決まりましたね。 もうすぐ暫定税率ともお別れですが、この機会に現在のガソリン税について ...
節税対策 2025-11-28
11月も後半、紅葉も進み、日に日に寒くなってきましたね。皆様どうお過ごしでしょうか。 今回は、私の査察勤務第4号事件のお話をしたいと思い ...
節税対策 2025-11-13
令和7年度改正により、新リース会計基準に伴い「リース期間定額法」が見直されました。 所有権移転外リース取引におけるリース資産の減価償却の償 ...
お客様の声 2025-10-31
11月も近づき、税務署から年末調整の書類(扶養控除申告書等他)が届く時期となりました。 まだまだ、紙ベースでの書類提出が多い年末調整で ...