節税対策 - 2023-01-27

補助金で固定資産を購入した時

あっという間に2023年も1ヶ月が過ぎようとしています。

1月末期限のものには、給与支払報告書・法定調書・償却資産税申告書があります。

 

インボイス制度や電子帳簿保存の原則義務化に向けて、新しいシステムの導入をする際にIT補助金を申請された方もいらっしゃるのではないでしょうか?

以前は採択率が5割程度と、申請に少し躊躇してしまうところでしたが、2022年のデジタル化基盤導入枠の採択率は9割近くということもあり、大盤振る舞いともささやかれているようです。

 

基本的に、補助金を受け取れば収入となりますが、補助金を活用して固定資産等を購入した際は、圧縮記帳が認められています。

圧縮記帳をする事で、補助金額(収入)と同額の圧縮損(経費)を計上する事になる為、補助金に課税されることはありません。

注意点として、

 

・購入した固定資産は、圧縮記帳後の価額(購入額から補助金額を差し引いた金額)から毎年の減価償却費を計上する形となる

・償却資産税は購入額での申告となる

・中小企業投資促進税制(中小企業者等が機械等を取得した場合の特別償却又は税額控除)における基準取得価額は圧縮記帳後の価額となる

 

といったことが挙げられます。

また、個人事業主が圧縮記帳をする場合、確定申告の場合は「国庫補助金等の総収入金額不算入に関する明細書」の提出が必要になります。

 

そろそろ確定申告の時期が迫ってまいりました。準備はお早めに。。。

 

川庄会計グループ 川庄公認会計士事務所 植木

 


ブログ TOP

節税対策 2024-04-24

仮想通貨の税金について書きます。   ・いつ税金が発生するか?  株式などの一般的な金融商品は利益が確定した時点(売却時 ...


お客様の声 2024-04-19

令和5年度の税制改正により相続税法の改正が行われました。 主な改正点は以下となります。   ①  相続時精算課税制 ...


経営コラム 2024-04-12

これまでは、申告書等を書面で提出する際に、申告書の控えと返信用封筒を同封すれば、後日収受日付印が押なつされた書類が返送されていました。 し ...


節税対策 2024-04-05

桜が満開となりました。お花見という名目で飲みに行く機会も多いのではないでしょうか。そこで会社の交際費について書いていきます。 資本金1億円以 ...


人事労務コラム 2024-03-29

2024年度税制改正関連法が3月28日の参院本会議で可決、成立し、 1人当たり4万円の定額減税が実施されることになりました。   ...


092-524-6556
営業時間 9:00〜17:00