この夏ブラジルW杯が開催されました。
残念ながら、日本代表はグループリーグ敗退という結果で
終わってしまいましたが、ここで、スポーツ選手の税金ってどうなってるの?
と思われた方もいらっしゃるのではないでしょうか。
本稿では、サッカー選手を例に挙げ、基本的な仕組みを考察していきます。
まずサッカー選手は、サラリーマンに該当するのでしょうか。
いいえ、個人事業主に該当します。そのため開業届の提出と確定申告が
必要になります。さらに、収入(課税売上高)が1000万円超の場合には
消費税の納税義務者にもなるのです。
クラブからの報酬は10.21%の源泉所得税(報酬が100万円超の場合には、
100万円を超える部分に対して20.42%の源泉所得税)が差し引かれて
支払いがなされます。サッカー選手の収入には、クラブから支払われる報酬
の他に、スポンサーからの契約金、メディアへの出演料、本の原稿料等
が挙げられます。
これらの収入から必要経費を差し引いて所得を計算します。
必要経費に該当するものとして、スパイクシューズ等のサッカー用品の他、
スポーツトレーナーの人件費、マネージメント会社へのフィー、交通費、
事業関係者との会食費、その他事業に関係する経費等が挙げられます。
所得計算後、所得控除を加味し、課税所得から税額を出します。
所得税は皆様ご存じのとおり、所得が大きいほど高い税率が課されますので、
所得の高い選手は、所得の約半分を税金として支払っています。
スポーツ選手は収入が不安定な上に、高額な税金を支払う可能性があります。
最高のパフォーマンスには、技術も必要ですが、精神的な安定も必要です。
引退後の長い人生のことも考え、早いうちからライフプランを練ることが
最高のパフォーマンスに繋がるのでしょう。
川庄グループ 川庄公認会計士事務所 須々美 宏季
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