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川庄 康夫 Yasuo Kawasho |
2.下宿屋の息子
母は、私が三宅中学校に入学した後、古い自宅を壊して下宿屋を始めました。私は「下宿屋の息子」になったわけです。この経験は私の人生に多大な影響を及ぼします。
母は、「『人の振り見て我振り直せ』『あんなひとになりなさい』とよく言っていました。(我が家には、人生の師匠になりそうな人がたくさん下宿人としていらっしゃったのです!)「人を指差すと残りの3本は自分を向いているでしょう?これは人を批判する前に自分はどうなのかをいつも問いかけなさいということなのですよ。」母の言葉はいろいろ思い出されますが、どれも「謙虚さを失わないように」ということだったと思います。
「『1を聞いて10を知る。10を聞いて100を知る』という諺があります。物事を実行する時は、先、先を読んで仕事を進めていきます。言われたことをするのは、誰にでも出来ることです。常にそれ以上のことをしなければ、人並み以上にはなれません。」
これも母がよく言っていたことです。「たとえばどんな事?」私は母に尋ねました。
母「ほら、ここに康夫と下宿の人が食べた食器があるよね。これ、次にどうする?」
私「台所にひく。」
母「康夫が、台所にひいてきたのは『よく出来ました』やけど、その後は?食器はどうする?食器は洗うやろ?洗い易く、手早く汚れを落とすためには?水につけておいたらいいと思わない?ほら、康夫!はやく水につけておいで!」
私「ハイ!わかりました。」
また次のパターン。 母「トイレに入ってトイレットペーパーがなくなっていて、補充しなければならないときには気がついた人が補充しなさい。」
私「ハイ。わかりました。」
母「先を読んで仕事をすることは、生まれつきの性質ではないのです。生活習慣を通して少しずつ覚えてそういう癖をつけることです。そうして癖をつけていくと、次に仕事をする人は楽に仕事ができるようになります。」
事務所ではお客様にお茶をお出ししていますが、私は、お客様がお帰りになった後、給湯室まで茶碗を引き水を入れています。総務の女性に「先生は水を茶碗に入れてくださるので、洗うのが楽です。」と言われ、無意識に行っていた事を少し誉められました。これも母の教えが良かったからでしょう。
若いときは、すぐに怒ったりしていたことも多々ありました。そのとき母は『カンシャクのクの字を捨てて手を合わせ、カンシャ(感謝)の気持ちで過ごしましょう。』と言っていました。そのころは、何もよくわからないくせに何を言うか、と思ったりもしていましたが、成人し大人になってからは、「謙虚」「感謝」の気持ちを持つことの大切さが良くわかります。
川庄会計グループ 代表 公認会計士 川庄 康夫
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Posted by Yasuo Kawasho
代表取締役 川庄 康夫
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