年末調整とは
一年の個人の総決算です。
サラリーマンの場合、毎月、給料から税金を天引きされていますが、実はお給料から天引きされている所得税は、概算で引かれています。
年の途中で、扶養家族の増減があってもその場でさかのぼって計算をやり直さないし、個人で支払っている保険料などの控除額や、住宅ローンの返済に係る控除なども適用されていません。
ですから概算で引かれている所得税の合計と、本来支払わなければいけない合計に差額が生じる為、計算し直して、多ければ還付、少なければ徴収と帳尻を合わすことを年末調整(年末にまとめて調整すること)と言います。
年末調整の対象となる人
大きくは、給与総額が2000万以下で、1年を通じて勤務している人や、年の中途で就職し年末まで勤務している人(青色事業専従者も含みます。)です。
正社員はもちろんのこと、契約社員やパート、アルバイトなど雇用形態に関わらず、この条件を満たしていれば年末調整の対象者となります。
その他、例外もありますので...詳しくは国税庁のHPをご確認下さい。
https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/gensen/2665.htm
煩わしい確定申告をする必要もなく、年末調整によって還付になる方々も多いので、必要書類を揃えるなどして年末調整に備えて下さい。
川庄公認会計士事務所 藤元
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