経営コラム

2017年5月11日 木曜日

人生の「ありかた」

1.定年と会社の寿命
私は昭和40年半ばに大学を卒業しました。
当時は高度成長まっただ中でした。クラスの人達は、金融、メーカー等に就職しました。
日興証券に就職した人、都市銀行の埼玉銀行へ就職した人、今新聞を賑わせている東芝へ就職した人など名前の知られた大企業へ就職しました。

埼玉銀行へ就職した友人は就職のお祝いに家族が赤飯を炊いて祝ってくれたと嬉しそうに話をしていました。当時名前の通った一流と言われる企業へ就職することはベストの選択でした。決して誤った選択ではなかったのです。

しかし会社の寿命は30年と言われています。例えば初恋の味で一世を風靡した昭和40年代の無借金の超優良会社カルピスは、昭和50年代に会社倒産の危機に瀕しアサヒの傘下に入り現在に至っています。都市銀行の埼玉銀行は協和銀行と合併した後、他の銀行と合併を繰り返し現在は、りそな銀行として存続しています。

当時四大監査法人の1つの中央監査法人のクライアントであった八百半、山一證券、カネボウ、足利銀行等は粉飾決算の影響で倒産しました。

今新聞や経済ニュースを賑わせていて存亡の危機に立つ東芝のつまずきは利益の水増しの不正でした。「コンプライアンス、ガバナンスの優等生」と呼ばれた東芝には社内の不正を通報するホットラインがありましたが、利益の水増しが行われている間、通報は1件もありませんでした。

企業が倒産の危機に立つのは粉飾に手を染めるほんの小さな一歩からとか、研究開発投資をしなかったり、設備投資を怠ることなどが原因かと思われます。
 
昭和40年代は、会社の定年は55歳でした。その後、定年は60歳、65歳と延長され今は、70歳定年は当たり前になりました。

タクシー運転手さん達の定年は75歳と言われています。税務調査の時、税務調査官と話すと「昔は55歳定年で、その後、数年で亡くなる人が多かったけど、今は寿命が延びましたね」と話される人もいます。

先日新聞に平均寿命の記事が掲載されていました。現在生存している女性は、90歳まで生きる割合は48.5%であり、男性はその半分の24.5%程度だそうです。いよいよ人生100歳迄の時代到来です。

2.ありかた
人生100歳迄と言っても、人間一人で生きることはできません。人はいろいろな人に助けられて人生を送ります。その時、どんな考え方、接し方、応対の仕方が良いのか私の経験から学んだことを記載します。

1つは気持ち、考え方として「ネアカ」であることです。先日、東京大学を卒業し広告会社の電通に就職した女性が過労を原因として自殺しました。連日ニュースで報じられ安倍首相の働き方改革を実施し、残業規制が報道されるようになりました。「うつ」になると自殺すると言われています。いろいろいじめ等があっても、少々の事は気にしないと「ネアカ」の気持ちを持つことです。

2つ目は謙虚な気持ちを持つことです。謙虚な気持ちがあれば驕らず、見下したりせず思いやりの気持ちが持てます。

3つ目は聞き上手であること。謙虚な気持ちを持ち、人の話をよく聞き、疑問があれば質問し理解することです。そして質問力を養うことです。

4つ目は勉強家であることです。教科書だけではなく実務においても知識を貪欲に学ぶことです。即ち死ぬまで勉強家であり続ける向上心を持つことです。
最後に感謝の気持ちを持つことです。感謝の気持ちで相手と接すれば相手も心から関心を持って貴方と接してくれます。
 
人生で苦しい時、つらい時は必ずあります。そんな時は5つのことを思い出して困難に立ち向かって下さい。必ず貴方の強い味方になると思います。

川庄会計グループ 代表 公認会計士 川庄 康夫


 

投稿者 川庄会計グループ

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